「死ぬことと見つけたり」 佐賀県は一番有名ではない県?

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学生の頃に読んだ本で「ニッポン非公認記録」という本がある。
えのきどいちろうさんが書いた本で、
ふと思った疑問について調べて、それをおもしろおかしくまとめた本だ。

この本の中で、日本の県の中で一番忘れられているのはどこの県か、というものがあった。
街行く人に話しかけて、覚えている都道府県を答えてもらい、
答えられなかった県を集計したものだ。

第1位は「佐賀県」。第2位は福井県だった。
(なぜか今でも覚えている。)

はなわが歌っている「SAGA佐賀」。
佐賀の方には失礼だが、この調査結果もあながち間違っていなかったようだ。

さて、今読んでいる歴史小説「死ぬことと見つけたり」は佐賀が舞台である。
当時、長崎が海外との玄関口となっており、佐賀はその隣である。
今の佐賀の認知度よりも、当時の佐賀の認知度は高かったはずだ。

何が言いたいか、というと、それぞれの土地にはそれぞれの歴史があり、
自分はそのことを全然知らなかったんだな、ということだ。

特産品や観光名所で都道府県を語るももいいかもしれないが、
それは「現代」の視点で切り取ったもの。

そこに「歴史」の観点を加えると、都道府県の特徴がより立体的になる。
戦国武将にうとい私には感じられないことが、
戦国武将に詳しい人には感じられているように思うと、
歴史を知らないのはなんともったいないことか。

「死ぬことと見つけたり」の中には剣術の「新陰流」のこともしばしば登場する。
私の幼馴染が尾張の柳生新陰流の道場で剣術を学んでいたことがあり、
そんなこともあって親近感を持ちながら物語を読み進めている。

「新陰流」にも歴史があり、関東で生まれて尾張にやってきた(?)らしい。
この小説に出てくる新陰流がいつの時代の新陰流なのか、すごく気になってきている。
ちょっと調べてみるか。

私にとって、歴史小説を読むことは、自分のルーツを確かめるためなのかもしれない。